他の仕事から保健師に転職する時のコツ
時代の移り変わりの中で、それまで勤めていた会社を辞めて他業種への転職を考える人も増えています。保健師も同様に、それまでの経験を活かせるという理由で看護師からの転職という形で入ってくるケースも少なくありません。しかし、患者のケアという点は共通していても仕事内容は大きく異なるため、理解を深めた上で転職に踏み切ることが成功に繋がります。特に注意しなくてはいけないのが順番です。転職希望者の中には、先に仕事を辞めてから就職活動を始める人も多くいます。一見すると理にかなっているようにも感じられますが、この選択は大きな間違いと言えるでしょう。
保健師になるには、看護師と保健師の2つの国家資格を取得していることが最低条件となります。合格率が90％以上と高めになっているとは言え、少なからず落ちてしまう人もいるのが実情です。試験は1年に1度しか実施されないので、万が一落ちてしまうと翌年まで仕事ができずに収入が確保できなくなります。仕事を続けながら資格の取得を目指し、保健師としての就職先が決まってから辞めることがポイントです。転職活動の成功は、その仕事について情報をしっかりと入手して対策を練ることが基本となります。それまで勤めていた業界と違う所に行く場合、何も知識がない所から始めなくてはいけません。1人で情報集めなどを行っていると時間や手間が掛かって効率が悪くなります。そんなときには、エージェントなど専門の知識を持ったアドバイザーのサポートを受けながら転職活動を行うのがおすすめです。